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IMPLANT インプラント

当院が扱うインプラント

当院が取り扱うインプラントはスウェーデンのアストラテック社です。アストラテック社は、世界4大インプラントともいわれるほど、高い世界シェアを誇るインプラントシステムです。世界各国の多くの歯科医師から実績に基づいた信頼を得ています。

世界的にも有名なアストラテック社のインプラントを使用しています。周囲の組織にやさしいインプラントとして開発されたもので、その特色は周辺組織への負荷を軽減できることです。インプラントや入れ歯などの義歯を装着すると、周辺の骨に圧力がかかって骨が吸収されてしまい、骨の量が減っていきます。しかしアストラテック社のインプラントは骨吸収のリスクが低く、さらに骨との結合性が高く早いのです。そのため体への負担が少なく周囲の組織が健康に保たれることで、インプラントの劣化を防ぎ長期的な安定性を高めることができます。

入れ歯の多くは保険適用で作られています。その理由は保険適用であれば、素材や作製手順が国から定められているため、リーズナブルかつ短期間で入れ歯治療を行えるからです。 しかし、患者様一人ひとりのご要望に完全に対応することは難しいことから、審美や機能に不満を感じる方も大勢いらっしゃいます。
そのような課題を解決したのが自費診療の入れ歯です。自費診療の入れ歯は保険適用のように素材や型に制限がありません。
「外から見て入れ歯をしていると気づかれたくない」「金属アレルギーのリスクを最小限に抑えたい」など患者様ご自身の状況に合わせて、さまざまな治療の選択肢をご用意できます。

インプラントとは

インプラントとは、体の中に人工的な物質や装置を埋め込む医療行為のことを指します。歯科分野では、歯が抜けた部分に自分の骨と結合しやすい素材(チタンやチタン合金など)でできた人工歯根を植え込み、その上にセラミックなどで作られた人工歯を固定する治療法があります。歯科インプラントや口腔インプラントとも呼ばれますが、一般的にはインプラントという言葉で通じます。

インプラントが向いている人の特徴

○自分の歯をできるだけ残したい人
入れ歯やブリッジは、周りの歯を削って装着する必要がありますが、インプラントは歯を削らずに治療できます。歯を削ると歯自体の強度が低下し、将来的に再治療が必要になる可能性が高まります。そのため、健康な歯をなるべくそのまま保ちたい人には、インプラントがおすすめです。

○入れ歯に不満がある人
入れ歯は違和感や吐き気、食事の制限などの問題があります。インプラントは、天然歯に近い使用感で入れ歯のような悩みが少ないです。
また、入れ歯は毎日外して清潔にする必要がありますが、インプラントは固定されているのでそのような手間がありません。外出が多い方は、外出先でも安心です。

○固い食べ物の食事も楽しみたい人
入れ歯は、固いものや粘り気のあるものを噛むとずれたり外れたりすることがよくあります。インプラントは、骨に直接埋め込まれているので、安定して噛んで食事ができます。食べ物の味や食感を楽しみたい人には、インプラントが向いています。

インプラントのメリット

  • 他の歯への影響が少ない

    インプラントの場合は顎の骨にチタン製人工歯根を埋め込んで人工の歯を取り付けるため、周囲の歯を削る必要がありません。他の治療法と比べて、残っている健康な歯にダメージを与えないことが大きなメリットと言えます。

  • 審美性に優れている

    インプラントは人工歯根をあごの骨に埋め込んで人工歯を固定するため、周りの人に気づかれることなく自分の歯と同じように見えます。セラミックやジルコニアなど、天然歯の色に近い素材を選ぶことができるので見た目も自然です。

  • しっかり噛めて味わえる

    インプラントは骨とインプラント体が結合することで、歯槽骨にしっかりと固定されます。 そのため噛む力は天然歯とほとんど変わらず、食べ物の味や食感を楽しむことができます。

インプラントのデメリット

  • 治療期間が長い

    インプラントを骨に埋め込んだ後、骨とインプラントがしっかりくっつくまでには、2か月から半年ほど待つ必要があります。この間は、インプラントを埋め込んだ部分に負担をかけないように注意しなければなりません。実際に通院する回数は、1本のインプラントにつき4~7回程度ですが、治療が完了するまでには3~10か月ほどかかることもあります。

  • 保険が適用外である

    インプラントは先天性の欠損や病気による欠損などの特殊な場合を除いて、保険の対象外で自費診療となります。インプラント治療にかかる費用は、自費診療の入れ歯やブリッジよりも高いですが、他の歯に影響を与えないなど、長期的に見ればメリットも多いです。歯1本の価値を考えれば、高いとは言えないかもしれませんが、一般的な歯科治療と比べれば高額になるでしょう。

  • メインテナンスが必要

    インプラント治療後も、定期的なメインテナンスをする必要があります。メインテナンスには、自分で行う歯磨きや歯間ブラシ、デンタルフロスなどの使用だけでなく、年に3~4回ほど、歯科医院で行う専門的なクリーニングも含まれます。メインテナンスを怠ると、インプラントが外れたり、長く使えなくなったり、インプラント周囲炎という病気にかかったりする可能性があります。

インプラント歯周炎とは

インプラントにも歯周病と同様に、人口歯と歯茎の間に炎症が起こることがあり、これを「インプラント歯周炎」と呼びます。
歯周病と同じく歯周病菌が繁殖して歯茎を傷つけることで炎症が始まります。進行するとインプラント周囲の骨が溶けてしまい、最終的にはインプラントが抜け落ちてしまうこともあります。
インプラント治療後もお口のお手入れを丁寧に行い、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けることで予防ができます。

インプラント治療の流れ

  1. STEP1

    カウンセリング

    インプラントについての相談や予算の確認を行います。不安なことがあればカウンセリングの際に遠慮なく質問しましょう。

  2. STEP2

    検査

    インプラントを埋め込む部位の骨の状態を詳しく調べるために、CT撮影を行います。

  3. STEP3

    インプラント体埋込

    歯の根の役割をする、インプラント体をあごの骨に埋入する処置を行います。

  4. STEP4

    待機期間

    インプラント体と骨がしっかりと結合し一体化するまでの期間です。平均的には2か月~3か月ほどかかります。

  5. STEP5

    アバットメント取付

    インプラント体を埋入した歯茎を再び開いて、骨とインプラントの状態を確かめたらアバットメントを取り付けます。

  6. STEP6

    人工歯の作製

    患者様の口腔内に合わせたオーダーメイドのトレイを使って、インプラントの上部構造を作るための型取りをします。

  7. STEP7

    完成

    アバットメント装着後、傷口が治り次第、最後に歯となる上部の被せ物を装着してインプラント治療が終了します。

  8. STEP8

    メンテナンス

    治療後も定期的なメインテナンスが重要となります。そのため3か月~6か月に1回歯科医院を受診します。

インプラントのよくある質問

インプラント治療は誰でも受けることができるのでしょうか?

他の歯科治療と異なり手術を伴う治療であると同時に、治療終了後も十分なケアが必要です。 高血圧症や心臓疾患等の循環器系疾患、喘息等の呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗鬆症等の疾患、腎臓や肝臓の機能障害がある場合には注意が必要です。 また、現在服用されている薬によっては、インプラント治療が適さないこともあります。 インプラント治療を担当する歯科医師から、全身状態や服薬状態について聞かれた場合には、正確に答えてください。
インプラント埋入予定部位に充分な骨が存在しない場合には、インプラント治療をおこなうことが困難です。 インプラント埋入手術の前、あるいは埋入手術と同時に骨を造るための手術をおこなうことで、インプラント治療をおこなうことは可能ですが、患者さんの負担が増加します。
さらに、歯周病に罹患している患者さんや喫煙される患者さんにおいては、治療後のインプラントの残存率(寿命)が低いことが知られています。歯周病に罹患している場合は歯周病の治療を優先しておこない、喫煙されている場合は減煙あるいは禁煙してから、インプラント治療を受けることをお勧めします。

インプラント治療は痛くないのでしょうか?

インプラント埋入手術の際には、歯を抜いたり歯を削ったりする時に使用する局所麻酔を使用します。 また手術時間が長い場合でも、麻酔医がいるところでは静脈内鎮静法を用いることで、楽に手術を受けることができます。 したがって、手術中に痛みを感じることはありません。しかし、麻酔効果は一定時間しか持続しませんので、手術後には鎮痛薬(痛み止め)を服用していただきます。術後の痛みは、症例によって異なりますし、痛みの感じ方の個人差もありますが、通常の場合、鎮痛薬を数回服用する程度で、痛みは次第に治まる筈です。 術後に長期間痛みが継続する場合は、担当医に問い合わせてください。

インプラント治療後の腫れはありますか?

インプラント埋入手術後、インプラント部が腫れます。腫れる程度は手術の状況によりことなりますが、次第に腫れは引きますので心配はいりません。 また手術部位に関連して内出血が起きて顔の一部が紫色になることがあります。このようになった場合にも心配はいりませんが、治療を受けた先生にご相談ください。

インプラント治療後の注意を教えてください。

インプラントは骨としっかりと結合しますが、天然歯と比較すると粘膜との結合が弱いため、感染し易い欠点があります。したがって、歯ブラシやその他の器具を用いた患者さん自身による毎日の口腔清掃が極めて重要です。 さらに、治療後の良好な状態を長期維持するためには、定期的な経過観察(メインテナンス)が欠かせません。 患者さん自身による口腔清掃が十分でない場合あるいはまた定期的なメインテナンスがおこなわれない場合、問題が起きる可能性が高くなります。

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